もっと楽な仕事だと思ったから事務補助を始めたのに。。
私の担当外の仕事なのに任されるなんて。。こんなの納得できない!
職場の縁の下の力持ちである事務補助の仕事。
座って働けて体力的に楽なこともあり、いつの時代も人気です。
そんな人気の職種でも「事務時補助の仕事を辞めたい!」といった人が後を絶ちません。
一体、どのようなことが辛いのでしょうか?
本記事では事務補助を辞めたいと感じる理由や働き続けるリスクについてご紹介します。
事務補助を辞めたいと感じる理由
どんな人でも仕事を始める前には、仕事内容を調べてからその仕事に就くと思います。
事務補助の仕事はファイリングや資料作成などそこまでハードな面はないように思いますが、辛いと感じている人が多くいます。
しかし、実際に働いてみないと、その辛さは分からないものですよね?
最初に、事務補助を辞めたいと感じる理由について4つご紹介します。
給料が安く、満足できない
事務職の平均年収は300万円前後であり、給料が安く経済的に満足できない人が多いです。
実際に働いてみると業務内容が多く大変で、お給料の割に合わないと感じてしまい、より一層不満を抱えてしまうようです。
頑張った分だけ昇給するとまだ良いのですが、営業職のように会社の利益に直接関与しないため昇給はしにくい状況です。
努力が反映されないと悲しくなり、モチベーションも下がり、辞めたくなってしまうのです。
業務内容が多岐に渡り、こなすのが大変
事務補助は、業務内容が多岐に渡り、仕事をこなすのが大変です。
ファイリングや資料作成など一般的な事務作業から、突発に頼まれるマニュアルにない仕事まで、何でも臨機応変に対応できなければなりません。
繁忙期にはあれもこれも同時に処理しなければならず苦労します。
また、仕事ができればできるほど担当業務が増え、自分の負担が大きくなります。
担当外の仕事を押し付けられる
事務補助は職場のサポートなので広く仕事を任され、担当外の仕事を押し付けられることが多いです。
忙しくなるとこれが顕著になり、どんどん雑用を振られます。
また、頼まれる側のため立場が弱く一方的に仕事を押し付けられて断れないなど、辛い思いをする場面が多いです。
断る際にもいちいち気を遣って苦労したり、角がたたないようにそのまま受け入れたりもします。
「何で私が。。」と納得できない場面が多く、不満を抱えやすい仕事になります。
人間関係のストレスが大きい
事務補助は人間関係のストレスが大きい仕事です。
職場には暗黙のルールがあり、そのルールから逸脱した行動をとると「空気の読めない人」扱いをされて顰蹙を買うため、自分の意見を抑えて周囲に合わせることが求められます。
また、相性の合わない人が職場にいても嫌だといって避けることは出来ず、一緒に過ごすことでストレスを感じます。
毎日同じ人と顔を合わせることで、嫌な面がより一層見えやすくなるということもあります。
基本的にずっと事務所内にいるため気分転換もしにくく、人間関係のせいで精神的に辛くなってしまうのです。
事務補助を辞めたいと感じながら働き続けるリスク
ここまでで事務補助の仕事が、給料の割には大変で不満を抱えやすい仕事であるということが分かりました。
このような辛い面があるのでは、辞めたくなるのも仕方がないと思います。
それでは、このまま仕事を続けるとどのようになってしまうのでしょうか?
次に、事務補助を辞めたいと感じながら働き続けるリスクについて3つご紹介します。
運動不足で体力が無くなる
事務補助の仕事は基本的にデスクワークなので座りっぱなしとなり、運動不足で体力がなくなってしまいます。
どんな仕事でも体力は必要ですが、その中でも事務補助は少ない体力でこなせる仕事になります。
このため、事務補助に慣れてしまうと次の仕事が大変に感じる可能性は高いです。
このまま事務補助の仕事を続けると、どんどん体力がなくなり、いざ次の仕事に就いた時にはその仕事がハードでこなせないといった状況になってしまうかもしれません。
受け身になって、主体的な行動ができなくなる
事務補助は頼まれる側のため受け身で、主体的な行動ができなくなりやすいです。
保守的で新たな挑戦はせず、自分の意見を抑えてその場をしのぐような「ことなかれ主義」になりがちです。
しかし、仕事で成果を出すためにはいつまでも受け身ではいられません。
時にはしっかりと自分の正当性を主張したり、主体的な行動が必要になります。
辞めたいと思っているのに無理に仕事を続けると、やる気が無くなり行動も萎縮し、より一層受け身な働き方になってしまいます。
そうすると、満足のいく成果は出せなくなるでしょう。
環境を変えることが怖く、次の仕事に挑戦出来なくなる
事務補助を辞めたいと感じながら続けると、環境を変えることが怖くて次の仕事に挑戦が出来なくなってしまいます。
辞めたいほど辛いのに無理をすると、今の仕事が辛いのだから次もどうせ辛いのではないかと疑心暗鬼になりがちです。
人は先の見えない将来に不安を感じ、良いことにも悪いことにも慣れて変化を避ける傾向があります。
辞めたとしても次の仕事が上手くいく保証がないために不安になり、今の仕事に留まったほうが良いと考えます。
そして、働き続けることで辛くても我慢することに慣れ、ますます辞められなくなってしまうのです。