お客様の大切なお金を扱う銀行事務の仕事。素敵な笑顔の受付が印象的なキラキラとした仕事に思えます。
綺麗な制服に身を包む華やかな仕事の裏では、辛いことが多く「仕事を辞めたい」という声を耳にします。
実際のところ銀行事務の仕事はどのようなものなのでしょうか?
この記事では、銀行事務を辞めたいと感じる理由や働き続けることのリスクについてついてご紹介します。
銀行事務を辞めたいと感じる理由
仕事はやりがいもありますが大変なものです。けれども社会人ともなれば辛い思いをすることも想定内だと思います。それでも我慢ができず、もう辞めたいと感じる瞬間が訪れてしまいます。
一体、銀行事務ではどういった場面でそう感じてしまうのでしょうか?
こちらでは、銀行事務を辞めたいと感じる理由について4つご紹介します。
ミスが許されない
銀行事務の仕事は正確第一です。
1円でもお金が合わないと大変な騒ぎになり、間違いは絶対に許されません。
信用問題に関わるため、ミスすると他の仕事より厳しく叱咤され辛い思いをします。また、自分だけで処理が完了することが無いため、自分の失敗で周りに迷惑をかけてしまいます。
常に忙しく、追い立てられる
銀行業務は多量で多忙です。
お客様を待たせてはいけないためスピード重視で、なおかつ丁寧さも求められます。
丁寧な仕事だと時間内に終わらせることが難しく苦労します。次から次へと仕事をこなし、自分のペースで働けず息苦しくなってしまうのです。
また、疑問点があっても質問がしにくい環境です。周りも仕事に追われ忙しいので話しかけにくいためです。しかも、分からなくても仕事は待ってくれないため焦ってしまいます。
職場の雰囲気が悪い
銀行事務は淡々と仕事をこなします。
周りは皆、忙しく余裕がないため殺伐としており、ピリついた空気の中で働かなければならない場合が多いです。
素っ気ない対応をされて悲しい思いをしたり、和やかな雰囲気ではないため悩みを相談しにくいという辛さもあります。
事務職なのにノルマがある
銀行事務の仕事は事務職なのにもかかわらずノルマがあります。
「営業目標」と表現は柔らかいですが、クレジットカードの契約や保険商品のセールスを行います。
営業が苦にならないのであればお給料の良い営業職についているかと思います。
事務職のお給料で営業までこなさなければならず、接客の度にストレスを抱えてしまいます。
銀行事務を辞めたいと感じながら働き続けるリスク
ここまでで銀行事務の仕事が、多忙で様々な経験も身に付くが、失敗のできない神経をすり減らす仕事であるということが分かったかと思います。
得られる経験も多いですが、失うものも多いようです。
それではこのまま仕事を続けるとどうなるのでしょうか?
次に、銀行事務を辞めたいと感じながら働き続けるリスクについて3つご紹介します。
毎日気疲れし、ストレスに押し潰されそうになる
銀行事務はお金を扱う責任の大きい仕事で、なおかつ間違いが許されない仕事です。
しかし、忙しくミスをしやすい環境のため、常に集中力が求められます。
「失敗できない」と緊張感を持ち続けるので毎日気疲れしてしまいます。
また、辞めたいと感じながら働くと気もそぞろになり注意力が失われます。
けれども失敗できないため、無理に気を張って仕事をしなければなりません。
勉強から逃れられず、プライベートが犠牲になる
金融関係の仕事はとにかく勉強が大変です。
内容が多くて難しく資格取得も必要で、業務中は忙しく覚える暇がないため時間外に勉強しなければならず、プライベートが犠牲になってしまいます。
また、金融の法律改正は頻繁に起こり、商品も次々と新しくなり、その度に勉強し直す必要があります。
一度覚えたら終わりというわけではないので、銀行事務として働く限りはずっと勉強から逃れられません。
ノルマに悩みストレスを抱え、会社に居づらくなる
銀行事務はノルマがあり、淡々とこなせば良いと言う仕事ではありません。
しかし、辞めたいと感じながらの心持ちではノルマの達成は難しくなります。
契約には毎回接客時の意気込みが必要です。
ただでさえ難しいのに、辞めたいとやる気の無い状態ではさらに達成は難しくなるでしょう。
そうなると上司に注意を受け、会社に居づらくなります。通常の仕事でさえ大変なのに、ノルマの悩みも抱えてしまいます。
営業のストレスは大きいため、ひどい場合には体調まで崩してしまうかもしれません。