「精神的に辛くて仕事を辞めたい。。」
「ストレスが溜まり過ぎて毎日苦しい。。」
座って働くことができ、体力に自信のない方でも務まる事務職の仕事。
長期間にわたって続けやすいといつでも人気の職種です。
そんな事務職ですが「事務職が病む」といった声が多く聞こえ、仕事を辞めたいと感じる人がかなりいます。
働きやすそうな事務職にどんな辛いことがあるのでしょうか?
本記事では「事務職が病む」と感じる理由や働き続けるリスクについてご紹介します。
「事務職が病む」と感じる理由
どんな仕事でも働いていると何かしらの悩みはつきものです。
単純作業で簡単そうな事務職は仕事の悩みも少なそうですが、実際には仕事を辞めたいと思う人が後を絶ちません。
やはり実際に働いてみないと分からない辛さがありますよね。
まずは、「事務職が病む」と感じる理由について3つご紹介します。
人間関係に悩む
事務職は人間関係に悩みやすい仕事です。
人との関わりを避けられず、気疲れして精神的に辛くなりやすいため、悩んでしまうのです。
毎日同じ人と顔を合わせることで嫌な部分が目に付きやすく、ストレスも溜まります。
会社独特の暗黙のルールのようなものもあり、本当は従わなくて良いようなことにも無理して合わせたりなど不満も抱えやすいです。
とくに女性の多い職場ではより一層気を遣う場面が増えて、さらに人間関係が辛くなります。
けれども、事務職は女性が多いため、人間関係の悩みから避けることが難しくなってしまうのです。
仕事量が多くて辛い
事務職は書類作成や電話応対、来客対応までこなすため、とにかく仕事量が多くて辛く、精神的に病んでしまいます。
また、頼まれる側のため、突発的に担当外の仕事も任され、忙しくなりやすいです。
職場では忙しい人もいれば暇な人もいますが、自分が忙しくて四苦八苦しているときに暇な人を見つけると辛くなってしまいます。
「自分は忙しいのに、あの人は暇そう」と他人の働く姿が目につき不満を抱え、ストレスでいっぱいになり、病んでしまうといった状況も多く、きつい仕事であるのです。
同じことの繰り返しで、やりがいを感じない
事務職は同じことの繰り返しで、仕事にやりがいを感じなくなりやすいです。
ルーティンワークをこなす毎日は刺激がなく、単調な毎日に張り合いがなくなり、つまらなく感じてしまいます。
また、同じことの繰り返しは、自分が成長できていないのではないかという不安にも繋がります。
仕事にも自分にも変化が無いと、モチベーションが下がり気落ちして、精神的に病みやすくなるでしょう。
「事務職が病む」と感じる状態で働き続けるリスク
ここまでで、事務職が「一見すると簡単そうに思えて実際には精神的な辛さを抱えやすい」という仕事であることが分かりました。
それではこのまま事務職を続けるとどのようになるでしょうか?
次に、「事務職が病む」と感じる状態で働き続けるリスクについて4つご紹介します。
何をしても楽しさを感じられない
仕事で病むという気持ちを我慢し過ぎると、何をしていても楽しさを感じられなくなってしまいます。
毎日鬱々として気力がなくなり、何とか一日を終えるだけという日々になってしまいます。
楽しさを感じられないためストレス発散もできず、かなり辛い生活になります。
あまりにも無理を重ねると最終的にはうつ病になるなど、取り返しのつかない状態に陥ってしまうでしょう。
仕事でミスをしやすくなる
「事務職が病む」という状態で働き続けると、仕事でミスをしやすくなってしまいます。
やる気が出ないため、一生懸命に取り組めず注意力も散漫になり、失敗を重ねてしまいます。
「もうどうでもいいや」と投げやりな気持ちになり、改善しようという行動もできません。
ミスを繰り返すことで周囲に叱責されたり自己嫌悪に陥るなど、さらに気持ちが下がって精神的に病みやすくなってしまうでしょう。
将来に不安を感じる
精神的に病んだ状態で事務職を続けると、将来に不安を感じるようになります。
やる気のない状態で働いても、仕事で成果を上げることはできません。
数十年後には単純作業の多い事務職の仕事は、AIに取って代わられると言われています。
成果を出せず会社に貢献できない人間は、他人よりAIに仕事を奪われやすく仕事を続けられなくなる可能性が高いです。
このため、仕事が無くなってしまうという不安を抱えながら毎日過ごすことになってしまいます。
体調不良になる
病みやすい事務職ですが、無理に続けることで体調不良になってしまいます。
事務職は運動不足による肩こりやPC作業による眼精疲労など、もともと身体の不調を抱えやすい仕事です。
ここに精神的な悩みがプラスされると、ストレスが解消されず自律神経が乱れ、頭痛や胃痛、腹痛が起こり、さらに体調を崩してしまいます。
我慢を重ねると酷い時には胃潰瘍になるなど、日常生活に支障をきたす状態になってしまうでしょう。