精神科の受付やってるけど、自分が心病む…。
病院の受付は精神的に病む職業として有名ですが、それが精神科の受付ともなれば尚更なのではないでしょうか。
常に精神疾患の患者さんと対峙しなければならないタフな仕事だと思います。
この記事では、精神科の受付が病む理由と働き続けた場合のリスクを見ていき、今すぐ退職したい場合の方法を解説していきたいと思います。
精神科の受付が病む理由
まず始めに、精神科の受付が病む理由を見ていきたいと思います。
精神疾患の患者さんに対峙するため気分的に影響を受ける
精神科の受付ということは、受付に訪れる患者さんはみんな精神的な病気を抱えているという事です。
何人もの精神疾患の患者さんに対峙しなければならないため、他人とはいえ影響を受けてしまいます。
人間は関わる人から様々な影響を受けてしまうため、その多くが精神疾患の患者さんとなってしまう精神科の受付は、心がタフであったり、しんどさを上手くいなしていかなければなりません。
特にトラブルがなくても、病んでしまう可能性の高い職種だと言えるでしょう。
受診システムを守れない患者さんがいる
精神疾患の患者さんは大多数の生活や考え方とはズレた状態になっている方も多く、悪気はなくても病院の受診システムを守れない方が少なくありません。
予約制である事を理解出来ずに、後から病院に来た方に順番を抜かされたと思ってしまう方、受診時間まで待てない方など様々な方がいらっしゃいますが、それらのクレームを受けるのは全て受付です。
悪気のない理不尽なクレームを向けられるのは、すごくモヤモヤしてしまいます。
その状態に長期間晒されることで病んでしまうのです。
受付の事務員に怒鳴り散らす患者さんがいる
さらに酷い患者さんだと、クレームを強い語気で怒りながら伝えてくる方もいらっしゃるようです。
理不尽なクレームを怒られながら向けられるのはとてもストレスが溜まります。
しかもこの事を病院側に相談しても、「相手は精神疾患患者だから大目に見てほしい」などと言われて、中々改善が見られない可能性が高いです。
職場状況が劣悪になりやすいのに、改善も難しいのが精神科の受付という職業だと思います。
病院が混んでいるため忙しい
最近の精神科は予約が取れないほどに混雑しています。
メディアで精神疾患について取り上げられ、精神科にかかるハードルが下がったことがひとつの要因なのかと思います。
これはいい事でもありますが、ひっきりなしに患者さんが来ますから、大変忙しいと思われます。
単純に仕事量が多く、病んでしまうという側面もありそうです。
精神科の受付で病みながら働き続けた場合のリスク
次に精神科の受付で病みながら働き続けた場合のリスクを見ていきましょう。
仕事に身が入らなくなる
病みながら働き続けると、仕事に身が入らなくなります。
仕事をしている時間は一日の大半を占めていますから、その時間仕事に身が入らないのはとてももったいないことです。
人生の時間は有限です。
今、病みながらやりたくない仕事をしている時間で、もっとたくさんやりたい事が出来るのです。
充実した人生を送るためにも、病んでしまう仕事ではなく、やりたいと思いながら働ける職場で働いて欲しいと思います。
自身が否定されたような気持ちになってしまう
精神科の受付で病みながら働き続けると、受付に訪れる患者さんなどからの理不尽なクレームを受ける度に、自身が否定されたような気持ちになってしまう可能性があります。
心優しく真面目な方ほど、患者さんに寛容になれないことに対して罪悪感を感じたり、上手く対応できないことに対して責任を感じたりしてしまいがちです。
「なんで私は上手くできないんだろう…」と自分を責めて、否定してしまうかもしれません。
自責の念から、どんどん自分を追い込んで、より病んでしまうかもしれません。
ストレスが溜まる
自分が否定されたような感覚に陥ったり、辛い状況が変わらなかったりすると、どんどんストレスが溜まってしまいます。
しかも職場はその状況がほぼ改善されることがありません。
毎日何人もの精神疾患の患者さんと対峙する訳ですから、ストレスが解消することなく溜まり続けてしまう可能性があります。
上手く解消する方法が見つけられないと、辛くなってしまうでしょう。
うつ病などの精神疾患になってしまう
そして最終的に、ストレスが溜まりに溜まった結果としてうつ病などの精神疾患を発症してしまう可能性があります。
まさにミイラ取りがミイラになると言った状況に陥ってしまいます。
釈迦に説法ですが、精神疾患を発症すると治療に膨大な時間がかかりますし、一生付き合っていかなければならない事も少なくありません。
そのような状況になる前に、精神科の受付の仕事が辛い場合には早めに退職することをおすすめします。