毎日、クレーム対応で疲れるし、もう辞めたい…
言いがかりつけられたり、いきなり怒鳴られたりして辛すぎる…
コールセンターは、クレーム対応に追われることを始めとして心身とともに負担の大きい仕事です。毎日の仕事に嫌気が差して、辞めたくなることもあるでしょう。
コールセンターでの仕事がしんどすぎる場合はすぐに辞めても問題ありません。働き続けると、今後の生活に悪影響を与える可能性があります。
この記事では、コールセンターで働き続けることで生じるリスクと即日退職について解説します。コールセンターでの仕事を辞めるべきか迷っている人は、この記事の内容を参考にしてみてください。
コールセンターを突然辞めることは可能?
コールセンターでの仕事が辛くて、今すぐにでも辞めたいと考えている人もいるでしょう。条件を満たせば、法律に引っかかることなく、即日退職も可能です。
正社員を始めとした雇用期間の定めがない雇用契約の場合、退職する2週間前に申し出をする必要があります。
退職までの2週間は会社に在籍しなくてはいけませんが、有給休暇の取得もしくは欠勤扱いにしてもらうことで実質的に即日退職が可能です。
ただし、会社と交渉して合意を得る必要があり、拒否されることもあります。どうしても即日退職したいときは、退職代行サービスの利用がおすすめです。
業者をはさむことで合意が取れるケースもあるため、会社が不当に退職を認めない場合に利用するといいでしょう。
コールセンターを自分から突然辞めることを伝えた場合のリスク
コールセンターの離職率は高く、人手不足も慢性的になりやすい状況です。
人手が足りない状態で大量の問い合わせに対応する必要があるため、従業員の負担が重くなります。
その結果、退職する人が増えて、人手不足が深刻化している職場も多いでしょう。
もし、突然コールセンターを辞めることを伝えると次に挙げるリスクがあるかもしれません。
脅される
「損害賠償を請求する」「懲戒解雇にする」ともっともな理由をつけて、脅してくる場合があります。
人手が足りないので、どんな手を使ってでも退職を阻止したいと考えているのかもしれません。
損害賠償も懲戒解雇も正当な理由がない場合、違法となります。
退職交渉ができない
「退職する意思を伝えたのになかったことにされる」「話を聞いてもらえない」など退職交渉ができないケースもあります。
従業員の退職は戦力の喪失、採用コストの増加につながるため、法律を遵守しない一部の会社では退職の申し出を受け入れないことがあります。
退職指定日まで長い
退職が認められても、退職日をはるか先に指定する場合があります。
人手不足の職場の場合、会社は後任を採用して引き継ぎ完了するまで働いてもらいたいと考えています。
場合によっては、後任が見つからないことを理由に、退職日の先延ばしを打診してくることもあります。
コールセンターでこのまま働き続けるとどうなる?
コールセンターでの仕事を辞めたいけど、踏み切れない人は多いはずです。コールセンターに限らず、退職の意思を会社に伝えるのは勇気のいる行為です。
しかし、しんどいと思いながらコールセンターで働き続けると以下のリスクが生じます。
メンタル不調
コールセンターでの仕事は、ストレスがたまりやすいため、他の仕事よりメンタル不調に陥りやすくなります。
ストレスの原因の一つとしてクレーム対応が挙げられ、仕事をするうえで避けられません。
些細な言葉づかいから収拾がつかないクレームに発展する可能性があるため、常に気を遣わなければなりません。
また、罵声を浴びせたり、言いがかりをつけたりするなどの理不尽なクレーム対応もあり、ストレスがたまる役回りを担わされます。
体の不調
コールセンターで働き続けると、作業内容が原因で体の不調につながる可能性があります。
コールセンターでの仕事は、基本的に座りっぱなしです。同じ姿勢を続けていると、筋肉が固まり、血液の流れが悪くなるため、腰痛や肩こりにつながることがあります。
また、座りっぱなしなので運動不足で体重が増えたり、お客様対応で常に声を使うことで喉の調子が悪くなったりするなどもあります。
転職活動で不利になる
コールセンターで働き続けると、身に付くスキルに限りがあるため、転職活動で不利になります。
お客様とのやり取りが主な仕事のコールセンターでは、敬語の使い方や相手を不快にさせない言葉づかいなどのビジネスマナーが身に付きます。
しかし、ビジネスマナー以外で身に付けられるスキルはほとんどありません。社会人にとって基本的なスキルのビジネスマナーだけでは、転職活動を有利に進められません。