勤務時間が長くてつらい。。
仕事量に見合った給料が欲しい。。
住み慣れた環境で介護サービスを受けることができるため、利用者やその家族にとってメリットが多い訪問介護。
しかし介護スタッフにとっては、移動による身体的負担、一人で対応しなくてはならないというプレッシャーなど多くのデメリットも。
さらに、施設での介護サービスの内容と比較すると生活援助がメインになることが多いことから、仕事にやりがいを感じにくいと考える介護スタッフもいます。
一体どのような理由で仕事を辞めたいと感じるのでしょうか?
この記事では、ケアリッツを辞めたいと感じる具体的な理由と、働き続けた場合のリスクについてご紹介します。
ケアリッツを辞めたいと感じる理由
事務作業などのIT化により、業務の効率化を図っているケアリッツ。
介護業界のなかでは給料が良い方だといわれるケアリッツですが、仕事量が多いことや、心身への負担が大きいことから「辞めたい」と感じている介護スタッフも少なくないのが現状です。
ケアリッツで働いているスタッフは、具体的にどんな理由で「辞めたい」と感じるのでしょうか。
ここでは4つご紹介します。
勤務時間が長い
ケアリッツの勤務形態には早番・遅番や夜勤がなく、介護施設で働く場合と比べると生活リズムは整えやすいです。
しかし、その分の勤務時間は8時台から18時台と拘束時間が長くなっています。
排泄介助や移乗・移動の介助など、身体的負担が大きい仕事を長時間行わなくてはならないため、体をこわしてしまう危険性も。
さらに、拘束時間が長くプライベートの予定を入れづらいことから、ワークライフバランスを重視する介護スタッフは転職や退職を考え始めるのです。
一日当たりの訪問件数が多い
勤務時間が長いだけでなく、一日当たりの訪問件数が多いことも辞めたいと思う理由の一つです。
たくさん経験を積むことができるため実力は身に付きますが、天候や季節によっては移動が大きな負担になることも。
さらに、訪問時間はあらかじめ決められているため、次の訪問先への移動時間も考慮しながらケアを行わなくてはなりません。
仕事量に見合った給料をもらえない
訪問先では全て一人で判断・対応しなくてはならないため、介護スタッフは常に重いプレッシャーを抱えています。
利用者やその家族との人間関係トラブルに悩んでいる場合も。
さらに、移動に時間がかかったり、ケアがスムーズにいかなかったりすれば残業をせざるを得ませんが、残業代は固定制。
これらのことから「仕事量・心身への負担に見合った給料をもらえていない」と感じ、「給料が減っても良いからもう少し楽な仕事がしたい」「残業した分もきちんと評価してくれる職場で働きたい」と考えるようになるのです。
休みをとりにくい
訪問介護計画書に基づいて事前に決められている訪問先と訪問時間。
介護施設内でのケアとは異なり、日時の変更が困難であることから、自身や家族の体調不良などによる急な休みがとりづらい傾向にあります。
家族の介護をしている人や、幼い子供がいる人、体調を崩しやすい人などはケアリッツでの仕事に向いていないかもしれません。
ケアリッツを辞めたいと感じながら働き続けるリスク
介護業務は、他職種と比べても心身への負担が大きい仕事。
常に一人で訪問・ケアを行う訪問介護は、介護業界のなかでも特に身体的・精神的負担が大きく、無理をして仕事を続けていると心身ともに病んでしまう危険があります。
ここでは、「ケアリッツを辞めたい」「他職種へ転職したい」と感じながらも働き続けた場合のリスクについて3つご紹介します。
体をこわす
介護施設での介護ケアとは異なり、他のスタッフの力を借りることができない訪問介護。
利用者との体格差やケアの内容によっては、身体的負担が大きく慢性腰痛などを患ってしまうリスクがあります。
また、拘束時間が長いことから、勤務を終えても十分に休息をとることができずに体をこわしてしまうことも。
一度体をこわしてしまうと、ケアリッツだけでなく転職先でも介護職を続けることが困難になってしまいます。
心を病む
訪問介護では、利用者とその家族への対応を一人で行わなくてはならないため、人間関係トラブルの悩みが生じやすいです。
さらに、ケアリッツでは一日あたりの訪問件数が多いため、タイムプレッシャーによる精神的負担も。
これらのことが原因で、精神的に疲弊したまま仕事を続けていると、うつ病などの精神疾患を患ってしまう危険性があります。
家族や友人との関係悪化
心身を病んでしまうと、他人に優しく接することができなくなったり、休日に家族や友人との予定を入れる余裕がなくなったりと、周囲の人との関係にも影響が出始めます。
休日にしっかりとリフレッシュし、精神的に満たされることで仕事へのモチベーションは上がります。