入社して半年しか経っていないけど、もう辞めたい
半年で退職すると会社に迷惑をかけるのでは
そう思って会社を退職できずにいる人はいませんか?
会社を退職したいと考えたのには、それなりの理由があるはずです。
しかし、会社に迷惑がかかると思うとなかなか言えませんよね。
この記事では、入社半年で退職したいけど会社に迷惑をかけるかもしれないと悩んでいる方に、半年で退職するのが迷惑になる理由や、退職が言いにくい場合の解決方法を紹介します。
半年で退職するのが迷惑になる理由
半年で退職するのが会社にとって迷惑になる理由は次の3つです。
代わりの人材を探す必要がある
社員が退職すると、新しい人材を確保しなければなりません。
会社は社員一人を採用する際、多くの人件費を使っています。
一人採用するだけでも100〜200万円かかり、人材育成に時間もかけています。
会社を退職した場合、当然会社はそれくらいのお金をかけて採用活動をしなければなりません。
お金に余裕のない会社だと人件費を確保できず、代わりの人材を探すことすらできない可能性もあります。
会社全体の負担が増える
会社を退職すると、自分の抱えていた仕事が残った社員に割り振られ、会社全体の負担が大きくなります。
代わりの人材が確保できなかった場合、残った社員への負担は変わらないまま仕事をしなければならず、人によってはストレスを抱えてしまうかもしれません。
代わりの人材を確保できたとしても、すぐ同じように仕事ができるわけではなく、仕事に慣れるまでは周りのフォローが必要です。
一人退職しただけでも、周りに与える影響は大きいかもしれません。
会社の業績が悪化する可能性がある
あなたが退職することで会社の業績が悪化するかもしれません。
退職によって他の社員の負担が増えるとストレスが溜まり、仕事が今までのように回らなくなることが考えられます。
もちろん会社はその時点で経営方針を見直さなければなりませんが、そのまま放置して会社の業績が悪化する可能性も十分あります。
社員の人数が少ない中小企業の場合だと、働いた期間が半年だとしても与えられた業務範囲が広く、退職による影響はさらに大きくなることも。
半年で退職は迷惑だからと働き続けるリスク
「半年で退職をするのは迷惑」と考え、そのまま働き続けていると下記のような状態に陥ってしまいます。
自分のことが嫌いになる
一度でも退職を考えたということは、辞めたいと思った理由が何かあるはず。
その気持ちが消化しきれないまま働き続けるとストレスが溜まり、自分のことが嫌いになってしまうかもしれません。
ストレスが溜まると仕事へのやる気がなくなり、ミスが増えたり社内での人間関係がうまくいかなくなったりします。
ミスが増えるたびに「自分は会社に迷惑ばかりかけている」と落ち込んだり、「みんなから嫌われているかもしれない」と疑心暗鬼になったりするかもしれません。
それが続くと自己肯定感が下がり、自分のことが嫌いになってしまいます。
自分のことを嫌いだと思いながら毎日を過ごすのは、とてもつらいことです。
お金に困る
ストレスが溜まると浪費が増える可能性が高まります。
「退職したい」と思いながら働き続けるのは想像以上に大きなストレスです。
そのストレスを発散するために衝動買いをしたり暴飲暴食をしたりと、必要以上にお金を使ってしまうかもしれません。
浪費を繰り返すと経済的な余裕がなくなり、ますます退職しづらくなります。
するとまたストレスが溜まって浪費する…という負の連鎖に陥ってしまいます。
人生における大切な時間を失う
社会人であれば、一日の大半は仕事をして過ごします。
「退職したい」と思いながら働き続けるのは、ストレスを抱えたまま一日を過ごすということ。
ストレスが大きくなると仕事以外の時間にも影響が及びます。
家族との時間や休日もストレスが解消されず、一人でふさぎ込んでしまうかもしれません。
さらにストレスを抱え込みすぎた結果病気になり、その治療にも膨大な時間を費やす可能性が十分にあります。
仕事でストレスを抱えると精神面や身体面に悪影響を及ぼすだけでなく、貴重な人生の時間までもが失われてしまうかもしれません。