職場の人間関係に疲れた。。
看護らしい仕事がしたい。。
病院やクリニックで働く看護師とは異なり、美容クリニックで働く看護師の業務内容は特殊です。
それ故に「仕事を辞めたい」「このままで良いのだろうか」と悩んでいる人は少なくありません。
また、美容クリニックでの勤務年数が長くなるにつれ、医療の現場に戻ることへの不安から転職に踏み切れずにいる人もいます。
この記事では、湘南美容外科の看護師を辞めたいと感じる理由と、働き続けることのリスクについてご紹介します。
湘南美容外科の看護師を辞めたいと感じる理由
看護師という職業でありながらも、食事援助や排泄ケア、急変対応など、看護学校で習得したスキルを活かす機会のない美容看護師。
命の現場特有のプレッシャーはないものの、看護師としてのやりがいを感じられないなど、今後の働き方について悩みを抱える人も少なくありません。
ここでは、湘南美容外科で働く人が辞めたいと感じている理由について4つご紹介します。
職場の人間関係の悩み
美容クリニックというのは病院や介護施設以上に、女性が圧倒的に多い職場なので人間関係の悩みがあります。
夜勤もない仕事であるため、必然的に毎日同じメンバーと顔を合わせることになります。
やりがいを感じない
看護師の仕事は一般的に、新しい命の誕生から看取りまで、多くの人の人生に関わり、とてもやりがいを感じることができます。
しかし、美容クリニックは患者の命に関わる業務は基本的にないのでやりがいを感じない方も一定数います。
一緒に看護学校を卒業した仲間たちから「急変した患者さんの命を救った」「患者さんの最期の瞬間に立ち会った」などといったエピソードをきくと、「自分はどこにやりがいを感じているのだろう」と悩んでしまった経験はありませんか?
看護スキルが落ちてることへの不安
美容クリニックで働き始めた当初は「数年働いたら一般診療科に転職しよう」と思っていたかもしれません。
しかし、美容クリニックでの経験年数が長くなるにつれ、看護スキルが落ちていることへの不安が大きくなります。
さらに年齢を重ねていくと「定年退職するまで美容クリニックで働き続けられるのか」という不安も生じます。
このような漠然とした不安は、美容看護師から転職しない限り解決できません。
自分の看護観や、今後どのような働き方をしたいのか一度立ち止まって目標を再確認してみましょう。
給料が安い
「給料が高い」というイメージをもたれる看護師ですが、これは夜勤手当のおかげである場合がほとんど。
総合病院などで夜勤をしている看護師に比べると、夜勤がない美容看護師の給料は安いです。
しかし、美容看護師の仕事も身体的・精神的にハードなうえ時間外労働も多いのが現状。
事務職などの他職種に比べて給料が高くても「仕事量に見合っていない」と感じる人は多いです。
さらに一般科の看護師とは異なり、資格取得などによるスキルアップを見込めない美容看護師。
これらのことから転職や退職を考え始める人もいます。
湘南美容外科の看護師を辞めたいと感じながら働き続けるリスク
「精神的につらい」「もっとやりがいのある仕事をしたい」と思っていても、実際に行動を起こすのは勇気のいること。
では、このまま湘南美容外科で看護師の仕事を続けているとどのようなリスクがあるのでしょうか。
3つご紹介します。
心身を病んでしまう
人間関係のトラブルに悩みながらも無理をして働き続けると、うつ病などの精神疾患を患い、仕事を続けられなくなります。
気分の落ち込みや不眠がプライベートにも影響するだけでなく、休職期間があったり診断がついたりすると、その後の転職活動に不利になってしまう可能性も。
「今の仕事を辞めたい」と一度でも悩んだことがあるのならば、心身を病んでしまう前に環境を変えてみることが必要です。
看護スキルが落ちる
一度身に着けた看護の知識やスキルも、日頃からアウトプットしていないとどんどん忘れていってしまいます。
さらに、以前は常識とされていた看護技術の根拠も、常に新しいものへと更新されているため、勉強し直す必要があるのです。
参考書を使った勉強法などでは限界があるため、知識やスキルを取り戻すにはやはり経験を積むしかありません。
一般的な病院やクリニックでは、ブランクのある看護師に対して、先輩看護師がペアになって指導してくれるなどの教育体制が整っています。
新卒から美容クリニックで働いてきた看護師でも、安心して業務に臨めます。
転職に不利になっていく
美容クリニックでの経験は、一般の病院やクリニック、介護施設などでは役立ちません。
転職した先で中堅看護師に求められるのは「優れた看護技術」や「経験をもとにした知識・応用力」「チームを成長させるための指導力」などです。
そのため、清潔・排泄ケアや呼吸管理、急変対応などの技術を身につけていない美容看護師は転職に不利な傾向にあります。
この壁を乗り越えるためにも、40~50歳と歳を重ねるまで同じ美容クリニックで働き続けるのではなく、看護師経験の浅いうちから一般の病院などで経験を積むことをおすすめします。