人手不足で仕事が忙しすぎる、しんどいなあ。
毎日残業ばかりでへとへと。。
人手不足の会社にいるとこのような悩みを抱え、退職したいと考えている人は多いはず。
しかし会社が人手不足だからこそ、自分が退職すると他の人に迷惑がかかりそうで申し訳ない、退職が言いにくいと考えている人もいるでしょう。
この記事では会社が人手不足で退職が言いにくいと考えている方に、人手不足で退職が言いにくい原因や言えない場合のリスクについて解説について紹介します。
人手不足で退職が言いにくい原因は?
人手不足で退職が言いにくいのはなぜでしょうか。
おもな原因は下記の3点です。
自分の退職によって他の人の負担が増える
人手不足の会社は一人の社員に対する業務の範囲が広く、慢性的な残業や休日出勤を強いられることが多いです。
このような状況で自分が退職してしまうと、残った社員の負担がさらに増えるんじゃないかと心配になりますよね。
今まで一緒に頑張ってきた同僚や上司のことを考えると、退職が言いにくくなる気持ちもわかります。
しかし、あなたがその会社で働き続けたからといって現状が良くなるとは限りません。
無責任だと思われる
人手不足で忙しい状況の中退職することに対して、無責任だと言ってくる人がいる可能性もあります。
たしかに人手不足の会社を退職すると、残った社員はさらに忙しくなってしまいます。
しかしそれはあなたの責任ではありません。会社の責任です。
退職による欠員を補充したり、残った社員に負担をかけないよう業務改善をしたりするのは会社側がやるべきこと。
職場の雰囲気がさらに悪くなる
人手不足が深刻化すると、職場の雰囲気や人間関係が悪くなることも考えられます。
業務量が多く労働時間も長いと、多くの社員がストレスを抱えているはず。
良い雰囲気の中で働くことは難しいでしょう。
そこで自分が退職を申し出ると、さらに職場の雰囲気が悪くなってしまうんじゃないかと心配して退職が言えなくなってしまいますよね。
だからといって「人手不足が解消されたら…」「もう少し雰囲気がよくなったときに…」と考えていると、いつまで経っても退職することができません。
人手不足で退職に関する実際のSNSの声
こちらでは人手不足で退職を言いにくいと考えている方の実際の声をSNS上から紹介していきます。
いままで円満退社しかしたことないけど、人間関係悪くて人手不足で繁忙期間近の現職は大なり小なり揉めそうだな。。。 そんな中、明日退職交渉せないかんのは胃が痛ぇなー
引用元:X(旧Twitter)
やはり人手不足の会社だと人間関係はあまりよくないようです。
それに加え繁忙期はさらに会社全体の緊張感が高まります。
ただでさえ人手が欲しい会社にとって、繁忙期に社員が減るのは大きな痛手となるでしょう。
しかし会社というのは残った社員だけでも業務が回るようにするもの。
さらにいうと、いつ誰が辞めても負担が生じないように管理しておくものです。
繁忙期での退職はたしかに反感を買ってしまうこともありますが、どうしても会社にいることが耐えられず今すぐにでも辞めたいという場合には、はっきりと退職の意思を伝えましょう。
人手不足で退職が言えない方の末路
今まで働いてきた会社を退職するのは、ただでさえ気まずいものです。
それが人手不足の会社となればさらに退職が言いにくくなります。
しかし、人手不足で退職が言えないまま働き続けると下記のような状態に陥ってしまいます。
ますます退職できなくなる
会社に残って働き続けるとますます退職が言いにくくなります。
人手不足の会社は離職率も高いので、社員の入れ替わりが激しいもの。
長く働き続けるほどあなたは会社にとって、貴重な人材となるでしょう。
そうなると会社にますます退職が言いにくくなりますし、退職を伝えたとしても会社があなたを引き止めるかもしれません。
さらに年齢を重ねるごとに転職へのハードルも上がります。
そうやって退職が言えない状況に追い込まれた結果、「今の会社にしがみつくしかない」と諦めざるをえなくなってしまいます。
仕事の量がさらに増える
人手不足が深刻化すると次々と社員が退職していきます。
社員が相次いで退職をすると、当然その分増えた負担は残った社員が抱えなければなりません。
本来であれば残った社員の負担が増えないよう会社側が業務改善をするものですが、人手不足の会社だとそれを期待することはできないでしょう。
人手不足によってたくさん抱えているあなたの仕事量はさらに増えて、労働時間も長くなります。
ストレスが溜まり心身に影響が出る
ますます退職が言いにくくなり、退職した社員の分あなたの負担が増える。
こんな状態で仕事を続けていると次第にストレスが溜まります。
中でも「辞めたい」という気持ちを抱えたまま働き続けるストレスは、あなたの想像以上に大きいものです。
場合によってはうつ状態になる人もいます。
うつ状態になると仕事はおろか、生きる気力さえも失ってしまいます。
会社のためにあなたの人生を棒に振ってしまうのはもったいないことです。
人生は会社のためではなく自分のためにあると考えて、後悔のないよう行動しましょう。