「仕事が多すぎて、もう疲れた…」
「やるべき仕事が大量にあって、毎朝の出勤が憂うつ…」
抱えている仕事が多すぎるため、会社に行くことがつらいと感じていませんか?
つらい気持ちを我慢して仕事しているうちに、心身ともに疲弊してうつ気味になってしまった人も少なくないはずです。
この記事では、仕事量が多すぎる原因と対処法を解説します。また、仕事で心身ともに疲弊している人に現れるうつの兆候も紹介します。
仕事量が多くて、つらい現状をなんとかしたい方はぜひ参考にしてみてください。
仕事量が多すぎる原因
仕事量が多すぎる原因として、主に3つ挙げられます。
完璧主義
仕事が多すぎると感じている場合、完璧主義で仕事に対してこだわりが強すぎる人かもしれません。
完璧主義の人は、常に他人から仕事ができる人と認められたい気持ちがあります。
そのため、1つの仕事に対して必要以上の質を求めて、時間や労力を人一倍かけてしまいます。
見落とした部分や改善点がないか何度も見直すため、いつまでも次の仕事に進めないことが多いでしょう。
やるべき仕事がたまるうえに仕事が遅いため、大量の仕事を抱え込み、残業時間の増加につながります。
仕事を断れない
仕事を断れない人は、他人から頼まれた仕事を全て引き受けて、大量の仕事を抱え込んでしまいます。
断れない人の多くは、「仕事ができない人と思われたくない」「断ったら、相手に悪いかも」など自分に対する周りの評価や感情が気になってしまいます。
周りの人から嫌われたくないと思う気持ちが強いため、自分の仕事で手一杯でも頼みを断れず、仕事を増やす傾向にあります。
頼まれた仕事を全て引き受けてしまうため、勤務時間内に終わらない仕事量を抱えてしまいます。
悩みを抱え込む
仕事を多く抱え込んでしまう人の中には、上司や同僚に相談せず、悩みを抱え込む人もいます。
悩みを抱え込む人の多くは、「このくらい1人で解決しなくてはならない」「他人に頼るのは甘え」などと考えがちです。
仕事で行き詰まっていたり、許容量以上の仕事を抱えていたりしても、誰かに相談することはほとんどありません。
上司や同僚は仕事上で悩みを抱えていることに気づかず、さらに仕事を頼むため、大量の仕事を抱えてしまいます。
仕事量が多すぎる!うつの兆候とは
仕事量が多すぎる状況を放置すると、残業が増えて、心身ともに疲れがたまってきます。
疲れを限界までためこむと、うつの兆候が現れ、仕事に支障をきたす恐れがあります。
こちらでは「仕事量が多すぎることによるうつの兆候」について解説していきます。
作業効率が落ちる
うつになると、普段の状態と比べて集中力が低下するため、作業効率が落ちてきます。
集中力に欠けるため、会議に参加した際は大事な要件を聞き逃したり、作業をこなすスピードが遅くなったりします。
集中力の低下は仕事上でのミスの増加にもつながります。報告書やメールの誤字脱字が増えたり、仕事の期日を間違えたりすることが多くなります。
うつになると、作業スピードの低下やケアレスミスの増加など他人から見ても分かるほどパフォーマンスが落ちてしまいます。
イライラする
うつ病の人は、怒りを始めとしてネガティブな感情のコントロールができなくなります。今までは気にならなかった些細なことにも怒りを感じるようになります。
上司からの指摘や同僚からの何気ない発言にもイライラしてしまい、反抗的な態度を取ってしまいます。場合によっては、声を荒らげたり、物に当たったりして怒りを爆発させることもあります。
以前より怒りっぽくなった、怒りの感情を抑えられないと感じた場合、うつの兆候が出ているかもしれません。
整理整頓ができない
物事を整理することが難しくなるのも、うつの兆候の1つです。デスクの上を整理できず、書類が山積みになったり、散らかったりするようになります。
デスクの上が散らかっていることで、作業スペースが狭くなり、作業効率が落ちてしまいます。また、必要な書類や物を探すのに時間がかかります。最悪の場合、大事な書類の紛失につながる可能性もあります。
デスクの上が書類や物で散らかることが多くなった場合、うつの症状を疑う必要があります。
うつになる前に!仕事量が多すぎるときの対処法
仕事量が多すぎて、嫌気が差しているなら、早めに対処する必要があります。
大量の仕事を抱えて、疲弊しているときの対処法を3つ紹介します。
上司や同僚に相談する
仕事量が多すぎると感じている場合、上司や同僚など信頼できる人に相談しましょう。
相談することで、上司が部下への仕事の配分を変えたり、他部署から人員を投入してくれたりして、仕事量を調整してくれるはずです。
身近な同僚に相談するのも1つの手段です。効率的な仕事の進め方のアドバイスをもらえたり、仕事のサポートをしてくれたりするでしょう。
信頼できる人が周りにいる場合、誰かに相談することで仕事量が多い状況を改善できるかもしれません。
休暇を取る
仕事量が多すぎて疲労がたまっている場合は、休暇を取り、疲労の解消に努めましょう。
仕事量が多すぎるときは、心身ともに疲労がたまっていきます。
疲れている状態で仕事を続けると、仕事の処理にいつも以上の時間がかかるようになります。その結果、さらに仕事量が増えて、疲労がたまる悪循環に陥ります。
疲れが少したまっていると感じたら、仕事が残っていても、思い切って休むことも大切です。疲労を解消することで、より効率的に仕事ができるようになるはずです。
退職する
相談できる人がいない、休暇もまともに取らせてくれないなど仕事量が多すぎる状況を解消できない場合は、退職を検討するのもおすすめです。
仕事量が多い状況を放置して働き続けると、うつを始めとして心身に悪影響を及ぼします。心身ともに疲れ切った状態で仕事をしても、ケアレスミスや仕事が遅いなどで周りに迷惑をかけてしまいます。
仕事量が多すぎる状況を解消できない場合、会社にいるメリットはほとんどないので、早めに環境を変えたほうがいいでしょう。