責任が重くプレッシャーが。。
売上目標があることか精神的に負担がかかるなあ。。
落ちないメイクとして注目されているアートメイク。
技術の発展やSNSの普及、美意識の高まりで、アートメイクを施術できる看護師の需要が増えています。
しかし、キラキラしたイメージのあるアートメイク看護師ですが、仕事に対するギャップや求められる能力の多さに悩み、辞めたいと感じている方が多いようです。
この記事では、アートメイク看護師を辞めたいと感じる理由、辞めたいと感じながら働き続けることのリスクをご紹介いたします。
アートメイク看護師を辞めたいと感じる理由
アートメイク看護師は、一般的な病院の看護師とは働き方がまったく異なります。
患者に直接施術をすることが大きな違いですが、その他の負担も大きいようです。
では、どのような悩みがあるのでしょうか。
アートメイク看護師が辞めたいと感じる理由を4つ紹介していきます。
直接施術することへのプレッシャー
アートメイク看護師は、直接患者に施術を行います。
一般的な病院の看護師と大きく異なる点の1つです。
カウンセリングを行い、患者の要望に合わせた内容で施術をしますが、結果は完全にアートメイク看護師の技術に左右されます。
美容クリニックでは指名制を導入している場合が多いです。
施術結果によっては、次回から指名してもらえなくなってしまうでしょう。
失敗してしまうと、簡単に除去はできませんし、患者に負担をかけてしまいます。
このように責任が重く、プレッシャーを感じることが、辞めたい要因になるようです。
常にトレンドを追い、技術を身につけなければならない
メイクのトレンドは移り変わりが早いです。
患者の顔に合わせつつ、時代にあったアートメイクを施すためにも、常にトレンドを追い、乗り遅れないようにしなければなりません。
トレンドのアートメイクを扱える技術力の向上も常に求められます。
患者の中には美容やメイクについて質問する人もいるため、アートメイクに関するトレンドだけでなく、幅広くチェックする必要があります。
また、自身の患者を確保するために、アートメイクスキルをSNSで発信したりと、セルフプロデュース力も必要です。
もともとメイクや美容に興味があり、積極性がなければ、続けていくことが辛くなってしまいます。
売上目標の負担
美容クリニックは自由診療なため、患者を集めて売上をださなければなりません。
そのため、施術数や施術に合わせた化粧品の販売の目標が決まっているクリニックもあります。
一般的な看護師にはもちろんノルマなどないので、ひとりひとりの患者に向き合うことができます。
しかし、アートメイク看護師は患者のニーズにしっかり応えつつ、数をこなさなければならないので、精神的にも大きな負担になってしまいます。
キラキラしたイメージとのギャップ
キラキラしたイメージのあるアートメイク看護師ですが、一日に何人もの施術を行い、施術中は中腰になったりと体力の必要な仕事です。
また、施術中は患者の肌状態に注意しながら、ミスのないように神経を使います。
次の指名に繋げるために、コミュニケーションにも気を使わなければなりません。
看護師でありながらサービス業のように接客力、販売力がなくてはならないので、イメージしていた働き方とはギャップを感じてしまうようです。
アートメイク看護師を辞めたいと感じながら働き続けるリスク
アートメイク看護師が精神的にも肉体的にも厳しく、辞めたいと思ってしまう理由は、ご理解いただけたかと思います。
では、次に辞めたいと感じながら働き続けるリスクを3つご紹介いたします。
看護師としての技術の低下
アートメイク看護師と一般的な看護師では、仕事内容や求められる知識が異なるので、一般的な看護師としての技術や知識を忘れていってしまいます。
無理をして長く勤め、いざ病院の看護師へ転職しようとしても、大きなブランクがあり、ついていけない…なんてことが起こります。
せっかく学んだ看護師としての技術や知識を失ってしまうともったいないですよね。
患者からの信頼を失う
辞めたいと思っていると、仕事に対するモチベーションが下がります。
そうなると、トレンドの調査や技術向上に取り組む気力がなくなり、患者のニーズに応えられなくなってしまいます。
その結果、患者の求めるレベルの施術ができず、信頼を失って、指名を外されてしまうかもしれません。
指名が減っていくと、給料も減っていくので、さらにモチベーションが下がる悪循環にはまってしまいます。
休みがとりにくく、体調が不安定に
指名制のクリニックでは、患者の希望に合わせるため、休みたいときに休めない場合が多いです。
やむを得ず休んだ場合に、次から指名を外されてしまうのではと不安にかられ、体調不良をおして出勤してしまう方もいます。
休みたいときに、休みやすい環境でないと体調を崩し、元も子もなくなってしまいます。