クリーニング受付を辞めたいと感じる理由や働き続けることのリスク

クリーニング店の受付の仕事に嫌気が差して、辞めたいと感じている人もいるでしょう。クリーニング店の受付を辞めたくなる理由はいくつか挙げられています。

また、辞めたい気持ちを抑えて働くことで生じるリスクもあります。

クリーニング受付を辞めたいと感じる理由

クリーニング店の受付は、一見すると楽な仕事に見えます。しかし、思っている以上に大変な側面もあり、つらかったという意見も多く見受けられます。

そこでこちらでは、クリーニング店の受付を辞めたいと感じる主な理由を4つ解説します。

覚えることが多い

クリーニング店の受付の仕事は、覚えることが多くあります。衣類の種類、汚れの状態などを見極めて、正しい料金をお客様に請求しなければなりません。

たとえば、普通のシャツとワイシャツ、ブラウスでは料金が異なるため、正確に判別するため衣類の分類を覚える必要があります。

また、お客様から洗い方に関する質問に対して的確に答えられるように、洗濯表示や衣類の素材などの勉強も必要です。

クレーム対応をする必要がある

衣類の受け渡しをする際にお客様と直接やりとりするため、クレーム対応をする場面が多く、精神的に疲れやすい仕事です。

指導通りの対応をしても、納得せず頭ごなしにクレームを入れる人もいます。

また、「シミが落ちていない」「臭いが残っている」など衣類の仕上がりに対するクレームがとくに多く、自分の作業の範囲外に対しても責められます。

ワンオペの可能性もある

店舗によっては、一人で作業する場合もあります。

1か月ほど研修した後に独り立ちするため、基本的な対応はできるようになります。

しかし、クレーム対応やめったに持ち込まれない衣類への対応などイレギュラーな場面に立ち会うこともあります。

分からないことを聞ける人が店舗にいないため、上手に対応できず、大きなクレームに発展してしまったこともあるはずです。

汚れた服を扱うことがある

お客様が持ち込む衣類の中には、汚れがひどいものや臭いが強いものがあります。

たとえば、吐しゃ物が付いている服やドロドロに溶けたチョコレートが付いた服、尿の臭いがする布団など触りたくないと感じてしまう衣類が持ち込まれます。

しかし、お客様の大事な衣類を預かる立場なので、どんなに汚い衣類に対しても、顔色を変えずに、ほかの衣類と同様に丁寧に扱う必要があります。

クリーニング受付を辞めたいと感じながら働き続けるリスク

クリーニング店の受付をしていると、不安なことや嫌なことがあり、仕事が憂うつだと感じるときが多く出てくるでしょう。

しかし、無理をして働き続けると、心が疲れて以下の悪影響が生じるようになります。

こちらでは、クリーニング受付を辞めたいと感じながら働き続けるリスクを4つ解説します。

集中力が下がる

心が疲れてくると、集中力が下がっていきます。集中力の低下により、衣類の分類、シミや汚れの状態の判別など細かい作業でミスが増えます。また、普段はしないミスも多くなるでしょう。

ミスをしたことでクレームにつながったり、お店の責任者から叱責を受けたりすることで、さらにストレスがたまってしまいます。

その結果、集中力が下がった状態が続き、ミスを多発する状況から抜け出せなくなる悪循環に陥ります。

無気力になる

心が疲れることで、何もしたくないと感じるようになります。仕事に対して無気力になるため、作業を終えるのに時間がかかるようになります。

作業効率が悪くなることで、残業をしたり、お客様を待たせてクレームに発展したりする可能性が高くなります。

残業やクレーム対応が増えることで、さらに疲れをためて、無気力な状態が悪化するでしょう。

放置すると、料理や洗濯、掃除などの家事をするのも面倒くさくなり、生活の質を下げてしまうかもしれません。

ネガティブな気持ちが強くなる

ネガティブな気持ちが強くなっているのも、心が疲れているサインの一つです。

クリーニング店の受付の仕事は、クレーム対応や衣類に関する知識など覚えることが多いため、楽な仕事とは言えません。

クレームに対して、適切に対処できなかったり、衣類の仕分けを間違えたりするなどのミスを重ねることで自分に価値はないと考えるようになる可能性があります。

ひどくなると、日常生活でもネガティブな感情に支配されて、うつにつながるリスクも生じます。

不安な気持ちが消えない

不安な気持ちが消えないと感じたら、心が疲れて限界を迎えているかもしれません。

出勤前は、「ドアのカギを閉めたか」「窓を閉めた状態で家を出たか」など外出の準備をしっかりと終わらせたか不安に感じ、その不安を払拭するため何度も確認するようになります。

仕事中では、衣類の仕分けやお客様に引き渡す衣類の確認などを過剰に注意して行うようになります。

確認の作業で時間をかけすぎるため、遅刻や作業効率の低下によりお店に迷惑をかけてしまいます。