ドラマやドキュメンタリーなどの影響を受けて、探偵の仕事に興味を持っている人もいるでしょう。実際に探偵の仕事を始めた人もいるかもしれません。
しかし、働き始めてみると
思っていた以上に探偵の仕事がつらい…
もう、探偵を辞めたい
と感じた人も多いはずです。
この記事では、探偵を辞めたいと感じる理由や働き続けるリスクについて解説します。探偵を辞めようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
探偵を辞めたいと感じる理由
探偵を辞めようか考えている人の多くは、「仕事内容がつらい」と感じています。
そこでこちらでは、探偵を辞めたいと感じる理由を5つ解説します。
生活が不規則になる
探偵は証拠を押さえるため、ターゲットを尾行・張り込みをします。
尾行・張り込みをする際は、ターゲットの行動に合わせて勤務時間も変わるため、常に決まった時間帯で仕事ができません。
たとえば、浮気調査での尾行・張り込みの場合、ホテルの出入りの瞬間を撮るため翌朝まで働く必要があります。
依頼によっては、ターゲットの行動予定が全く分からないので、24時間体制で尾行・張り込みを連日しなくてはいけません。
休日が不規則
探偵は決定的な証拠を押さえるため、スケジュールをターゲットの行動に合わせる必要があります。
ときには、ターゲットの旅行先まで追いかけることもあり、その場合、数日間拘束されます。
普通の会社員のように土日祝休みとあらかじめ決まった休みがあったり、自由に有給をとったりすることはできません。
長時間の張り込み
張り込みは集中力を欠かさず、同じ場所でターゲットを見張っていなければいけません。
証拠が押さえられない、交代要員が出せないなどの場合は、長時間張り込みをする必要に迫られます。
長時間にわたる張り込みの場合でも、集中力を維持して監視することを求められるため、心身ともに疲弊します。とくに、真夏の炎天下や真冬の極寒の中での張り込みは普段以上につらさが増すでしょう。
不審者と間違われる
探偵になって日が浅い人は、尾行・張り込みの際に周囲から不審者に間違われることが多くあります。
張り込み調査中で長時間同じ場所にいると、高い確率で周囲から不審な目で見られます。
閑静な住宅街でずっと立っていると、住民から「そこで何しているの?」と声をかけられたり、警察に通報されたりする可能性があります。
負の感情や嫌な部分に触れる
決定的な証拠を押さえ、依頼主に調査報告するときも大変な思いをします。
依頼主が現実をすんなり受け入れてくれることはほぼありません。
泣いたり、怒ったり、暴れたりする依頼主の負の感情に接することが多いです。
また、「一見優しそうだが、裏でDVする人」や「二股、三股の不倫をしている人」など人の嫌な部分を知ってしまうこともたびたびあります。
探偵を辞めたいと感じながら働き続けるリスク
探偵の仕事は心身ともに負担が大きいと言えます。また、勤務時間、休日が不規則なことから生じる悪影響もあります。
探偵の仕事を続けることで生じる3つのリスクを解説します。
体を壊す
探偵は勤務時間が不規則かつ長時間になる場合があり、体を壊しやすい仕事です。
探偵はターゲットの行動次第では深夜から早朝まで尾行・張り込みをするため、睡眠時間を十分に確保できません。
長時間の張り込みはとくに大変で、冷暖房のない環境でターゲットの監視をします。真冬は寒さで風邪をひいたり、真夏は暑さで熱中症になったりする可能性があります。
肉体への大きな負担を強いる仕事のため、体を壊すことが多いでしょう。
友人・家族と疎遠になる
探偵の仕事を続けると、友人や家族と疎遠になることが多いです。
多くの人は、土日祝日が休みで、勤務時間は「8時〜17時」「9時〜18時」など決められた時間帯で働いているでしょう。
一方、探偵の休日、勤務時間帯はターゲットの行動次第で変わります。決まった日にちに休みがとれないうえに、勤務時間帯も不規則に変わります。
友人や家族と予定を合わせて遊びや旅行などに行けないため、次第に疎遠になります。
精神的に疲れる
探偵は精神的な疲れがたまりやすい仕事と言えます。
尾行・張り込みでは、相手にはもちろん周囲にも怪しまれないように細心の注意を払わなければなりません。同時にターゲットの動きも注意深く観察する必要があります。そのため、常に緊張した状態で仕事に臨む必要があります。
また、人の嫌な部分や負の感情と接することが多い仕事のため、つらい気持ちになることも多くあります。
仕事を通じてたまったストレスにより、精神的に疲れ果ててしまうかもしれません。