職場が変わるのは不安…
夜勤を辞めたあと、どんな働き方をしたらいいのか分からない…
ぐっすり眠れない、前向きな気持ちになれない、などといった体と心の不調から「夜勤を辞めたい」と思ったことはありませんか?
昼夜逆転した生活を続けていると、生活リズムが乱れることで、日々の睡眠や食事、ホルモンバランスに悪い影響を与え、心身を病むリスクが高まります。
夜勤を辞めて日勤だけで働きたい場合、具体的にどうしたら良いのでしょうか?
この記事では、夜勤を辞める方法について7つご紹介します。
夜勤を辞める7つの方法
これから夜勤を辞める7つの方法について解説します。
①同じ会社で夜勤から日勤に変更する場合
夜勤業務免除のための診断書を書いてもらう
夜勤が原因で睡眠不足や食欲の低下、うつ状態などの症状が出ている場合、心療内科で診断書を書いてもらうことができます。
「夜勤から離れることで症状の改善が見込める」と判断された場合、夜勤業務免除の必要性を診断書に記載してもらうことができます。
これを会社に提出すれば、夜勤業務から離れることができるはずです。
しかしこの方法をとった場合、
・精神疾患の診断が今後の転職活動に不利にはたらく可能性
などのリスクを伴います。
夜勤のない部署への異動
現在の職場環境や、福利厚生などの待遇に不満がないのであれば、夜勤のない部署への異動願いを出してみましょう。
現在の職場が病院であれば、病棟から外来・健診センターへの異動などです。
今まで積み上げてきたキャリアはそのままに、夜勤業務から離れることができます。
しかし、職場の人数や環境によっては、部署異動の希望が叶わないことも。
その場合、「夜勤業務免除の必要性」が記載された診断書を、異動願いと一緒に提出すると良いでしょう。
それでも夜勤を辞められない場合には、転職の検討をおすすめします。
資格を取得してスキルアップする
夜勤を辞めてからも今の職場で働き続けたい場合には、専門資格の取得に挑戦してみましょう。
他のスタッフにはない知識や技術を身につけることで、オフィスワークや管理職へ転身し、夜勤業務から離れられるかもしれません。
最近ではオンライン講座も増え、スマホが一台あれば、休日だけでなく通勤時間・仕事の休憩時間も使って勉強することができます。
また、専門資格の取得は、転職する際の強みにもなります。
今後転職するかどうかに限らず、同じ分野の仕事をこれからも続けていく予定であれば、スキルアップに挑戦してみましょう。
②違う会社で夜勤から日勤に変更する場合
日勤のみで働ける職場への転職
日勤の仕事に転職すると、夜勤手当が支給されない分、給与は下がる傾向にあります。
そのため、お金を稼ぐことを目的に夜勤の仕事をしている場合には、今の職場よりも給与水準の高い職場を探す必要があります。
同じ職種での転職であれば、これまでの経験を活かして給与交渉をできる場合も。
また、給与が減った分を副収入でカバーするという方法もあります。
最近では、休日などの空き時間を使って副業をしている人も少なくありません。
オンライン講座などでスキルを習得し、本業とは別の分野に挑戦してみるのも良いでしょう。
異業種・異職種への転職
夜勤なしで働ける転職先が見つからない場合には、思い切って異業種・異職種への転職を検討してみましょう。
全く別の分野の仕事でも、パソコンの操作スキルやコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力など、今までの仕事で培ってきた力を活かすことができる場面もあるかもしれません。
また、自治体によっては資格取得のための学費支援制度があったり、資格取得支援制度を取り入れている企業もあったりと、条件を満たせばサポートを受けられる場合もあります。
現場仕事から在宅ワークまで、幅広い分野から、自分に合った働き方を見つけましょう。
③独立して自分のペースで働く場合
クラウドソーシングサイトで仕事をとる
会社を辞めてフリーランスとして仕事を始める場合、初めはクラウドソーシングサイトの利用をおすすめします。
安定して仕事と収入を得るためには、経験と実績が必要。
クラウドソーシングサイトでは、未経験者でも受注しやすい案件が多数あるため、勉強しながら経験を積むことができるのです。
また、ハンドメイドのアクセサリーやイラストなど、各分野に特化したサイトもあるので、自分に合った場所を選ぶことができます。
起業する
起業といっても、個人事業主や法人、フランチャイズなど、様々な選択肢があります。
今までの仕事と同業種・同職種での起業であれば、これまで積み重ねてきた経験や知識を活かすことができるでしょう。
他業種・他職種で起業するには、新しい資格や知識を習得する必要がある場合があります。
また、事業を成功させるためには、起業準備が重要。
公的機関・地域の支援機関への相談、税理士などの専門家によるサポートを受けることもできるため、事前にしっかりと情報収集をして起業に臨みましょう。
まとめ
「仕事を変える」という決断には、誰もが漠然とした不安を感じるものです。
しかし、身体的・精神的に負担の大きい夜勤業務を無理して続けていると、心身を病んで仕事を続けられなくなってしまう危険があります。
そうなってしまう前に、「夜勤がつらい」「夜勤をやめたい」と感じたら、できるだけ早く働き方を見直すことが重要です。
自分が仕事に求めることは何か、これからどんな働き方をしていきたいのか、一度立ち止まって、仕事に対する自分の気持ちと向き合ってみましょう。