給食の調理員だけど毎日怒られてつらい。。
学校給食に始まり、会社の社食、病院食など日本人のほとんどが1度はお世話になる給食。
給食調理員はその調理を担う大切な仕事です。
この記事では給食調理員が毎日怒られる原因はどこにあるのか、また怒られる中で働き続けることの悪影響は何なのか見ていきたいと思います。
給食調理員が毎日怒られる原因
まず、給食調理員が毎日怒られる原因を見ていきます。
仕事量が多くて手が回らない
給食の調理は、材料の下処理から始まり、様々な調理器具を用いた大量調理、盛り付け、配膳を行います。
また給食調理員は、栄養士の指示に従って給食を調理するだけでなく、
食器洗浄・ゴミ処理・調理場の清掃
設備の不備・不具合等を点検・記録
食材や水に異物混入等がないか
を確認するなど、仕事内容は多岐にわたります。他の仕事同様、毎日の反省会や予定確認などの事務作業もあります。
そのため、仕事の量が多くて手が回らないので、上司から「まだこれしか出来ていないの、全然出来ていないじゃん」などと言われて怒られることもあります。
新人を指導する余裕が無い
上司も上司で仕事の量が多いため、新人に対して十分な指導を受けられないところもあります。
その上、新人でも即戦力となることを求められ、上手く出来なければ怒られてしまうといった状況に陥ってしまうかもしれません。
覚えることが多いのは給食調理員として働く以上避けられませんが、十分な指導を受けられる余裕のある職場かどうかを見極めることが、まずは必要かもしれません。
仕事の速度調整が難しい
給食調理員の仕事の最たる特徴は時間管理がシビアで仕事の速度調整が難しいことです。
実際に仕事の進行速度が「早すぎても遅すぎてもダメ」です。どんな現場でも給食の時間は決まっています。
そのため、大量の食事を時間に間に合うように作らなくてはなりません。
ただ、食事というものの性質上、主に衛生面の観点から早く出来すぎるのもよくありません。
また、綿密なスケジュールが組まれ、その枠内で必要な作業をこなす必要も出ていきます。
その感覚に慣れてスムーズに仕事をこなせるようになるまで怒られることが多くなるかもしれません。
こちらも給食調理員という職業上、避けられないことではありますが、新人が手間取っていてもスケジュールが乱れない余裕のある職場を選びたいところです。
派閥がある職場もある
そして理不尽に怒られる理由の最たるものが派閥です。
どのような職場にも幅を利かせているベテランの方はいて、その方と相性が良くなかったりすると怒りをぶつけられる対象になる確率が上がってしまいます。
給食調理員の職場には、御局様気質のベテランさんがいる職場も少なくないようですので、気をつけて頂きたいと思います。
給食調理員に限らず、頻繁に求人の出ている職場は職員の定着率が低い職場である可能性があるため、仕事内容に加えて職場の人間関係にも注意して応募してもらいたいと思います。
給食調理員が毎日怒られる中で働き続けることの悪影響
次に、給食調理員が毎日怒られる中で働き続けることの悪影響を見ていきます。
業務効率が落ちる
仕事をする中でミスをすれば怒られることはあると思います。
しかしながら、それが毎日となってしまっていたら異常です。
繰り返しミスが起こってしまうなら、教えられる側だけでなく、作業環境や教える側の伝え方・態度も良くないことが示唆されます。
この状態が改善されないまま仕事を続けているのなら、怒られる時間そのものに加え、ミスが出る作業環境によっても、業務効率の低下が引き起こされている可能性があります。
給食調理員は時間にかなりシビアな職種ですから、業務効率の低下でスケジュールに乱れが出て、さらに怒られる事に繋がってしまうかもしれません。
しかもスケジュールの乱れをリカバリーするために残業する事になったり、残業できない雇用形態であれば業務のしわ寄せが来たりと、悪循環に陥ってしまいます。
ストレスが溜まる
毎日怒られながら働き続けることのリスクの二つ目は、ストレスが溜まってしまうことです。
仕事に行くたびに、「今日も怒られるかもしれない…」と思い続けながら働いていては、どんどん恐怖心が溜まり、それがストレスになってしまいます。
現在の自分の働き方を振り返り、毎日の仕事に恐怖心やストレスを感じていたり、ストレスが溜まって解消される兆しがないと思っている方は、ぜひ現在の職場から離れる事を検討してみてください。
体調、精神面の健康に悪影響を及ぼす
最後に挙げるリスクは、体調、精神面の不調を招いてしまうことです。
毎日怒られながら働き続けることで、ストレスが溜まり、それを原因として心身の不調や病気を引き起こしてしまうかもしれません。
一度病気になってしまうと、そこから元気な状態に戻るのはなかなか難しいです。
今後給食調理員を続けるにせよ、別の職業に就くにせよ、健康を害してしまっては元も子もありません。