夜勤を辞めてよかったと感じる理由や辞める方法について解説

「ぐっすり寝て、すっきり起きられるようになった！」

「家族や友人と過ごす時間が増えた！」

一般的に、日勤に比べて給料が良いと言われる夜勤。

しかし、生活リズムの乱れから体調を崩しやすく、また、家族や友人と過ごす時間も限られてしまいます。

夜勤の仕事を続けるメリット・デメリットを比較し、自分に合った働き方を見つけましょう。

夜勤を辞めてよかったと感じる理由

夜勤手当が支給される、人出の少ない昼の時間帯に外出ができる、などのメリットがある夜勤。

それでも、少人数勤務による過酷な労働環境や心身への負担から、「夜勤を辞めたい」と感じている人は少なくありません。

過去に夜勤業務に就いていた人は、どんなことで「夜勤を辞めてよかった」と感じているのでしょうか。

ここでは3つご紹介します。

体調を崩しにくくなった

夜勤を辞めると日光を浴びる機会が増え、生活リズムが整います。

睡眠や食事をしっかりとれるようになることで、抵抗力が強まり、体調を崩しにくくなるのです。

また、女性ホルモンはストレスの影響を受けやすく、夜勤を続けることで生理不順になってしまうリスクも。

夜勤から離れることで、体調を整えて仕事に集中することができます。

ぐっすり眠れるようになった

夜に眠る生活に戻ると、屋外の騒音や家族の生活音で起こされることはなくなります。

また、生活リズムやホルモンバランスが整うことで睡眠の質も上がり、朝目が覚めた時に「良く寝た」と感じられるように。

良質な睡眠は、体の疲れを癒してくれるだけではなく、仕事のストレスも軽減・解消してくれます。

心の健康を保つためにも、夜にしっかり寝てリフレッシュすることが大切です。

家族や友人と過ごす時間が増えた

日勤の仕事に戻ると、仕事終わりの食事や飲み会に参加したり、休日には朝から予定を入れたりすることができます。

家族と過ごす時間を確保するため、結婚や出産を機に夜勤の仕事を辞める人も。

夜勤を辞めることで、相手の顔を見ながら「おはよう」や「おやすみ」を言えるようになるのです。

仕事はいくらでも代わりが見つかりますが、家族や恋人、友人の代わりは居ません。

仕事とプライベートを両立させるためにはどうしたら良いか、今の働き方を見直してみましょう。

夜勤を辞めて後悔したこと

夜勤を辞めると生活リズムが整い、仕事もプライベートも充実させることができます。

しかし、働き方を変えることに対し、「一歩踏み出す勇気が出ない」「なんとなく不安」と感じている人もいるでしょう。

ここでは、夜勤経験者が夜勤を辞めて後悔したことをご紹介します。

「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、夜勤を辞めるデメリットも理解したうえで、今後の働き方を選びましょう。

給料が減った

夜勤を辞めたらどれくらい給料が減るのか、事前に確認しておきましょう。

夜勤手当が支給されない分、給料が減る可能性が高くなります。

しかし、最近は副業に力を入れている人も増えています。

自分に合った働き方を選びつつ、隙間時間や休日の時間をつかって、新しいことに挑戦してみるのも良いかもしれません。

朝早く起きるのがつらい

もともと夜型生活が向いている、という人は、朝早い時間に起きることを「つらい」と感じるかもしれません。

起床時間・就寝時間を決めて夜更かしをしない、など規則正しい生活を心がけ、少しずつ早起きに慣れていきましょう。

どうしても朝起きられない場合には、始業時間が遅い職場や、フレックスタイム制を導入している職場への転職を検討してみましょう。

夜勤を辞めたい場合の対処法

夜勤業務は心身ともに負担が大きく、生活習慣病や心臓病、精神疾患の発症リスクが高まります。

心身を病む前に夜勤の仕事から離れることが重要となりますが、具体的にはどのように行動を起こしたら良いのでしょうか？

ここでは、夜勤を辞めたい場合の具体的な対処法について、3つご紹介します。

夜勤のない部署への異動

会社の方針や、福利厚生などの待遇に不満がない場合は、夜勤のない部署への異動を申請してみましょう。

転職活動をする余裕がない人でも、夜勤の仕事から離れることができます。

新しい環境への適応が苦手な人、勤続年数を重視している人には、この方法がおすすめです。

医師に診断書を書いてもらう

夜勤が原因で睡眠不足や食欲の低下、うつ状態などの症状が出ている場合、心療内科を受診すると、専門医に診断書を書いてもらうことができます。

その書類を職場に提出すれば、夜勤の免除や、夜勤のない部署への異動などの対応をとってもらえるでしょう。

しかし、この場合「うつ病」や「不安障害」などの精神疾患の診断がつくため、今後の転職活動に悪い影響を与える可能性があります。

さらに、定期的な通院が必要、症状が消えたら夜勤業務に戻る可能性がある、などのリスクも。

心身の健康を整えるためには、今の職場を離れた方が良い場合もあります。

夜勤のない職場に転職する

同じ職場で日勤のみの仕事になると、夜勤手当が支給されなくなるため、ほぼ確実に給料が下がります。

これを避けるためにも、夜勤業務のない、より待遇の良い職場への転職を検討してみましょう。

知識・経験の幅を広げるために、他業種・他職種の仕事に挑戦してみるのも良いかもしれません。

夜勤で心身を病んでしまう前に、自分の希望に合った職場環境・働き方を見つけましょう。